現在、使っている家具が、
民家にも調和するか心配です。

民家は即「民芸的」と思われる人が多いようですが、木組みの構成を見ると、とてもモダンな様式にも通じるところがあります。好みに応じて家具と調和させることができます。民家の構造は意匠的に見ても、とても柔軟なものなのです。民家の再生時に、どのような空間を求めているのか松田工務店に事前に相談してください。

 

元の間取りに関係なく、
どんな間取りにも直せるのですか?

民家は間取りと骨組みが一致しています。間取りを崩しすぎると、民家が持っている耐久性に悪い影響を及ぼします。民家を住宅とする場合は、解体前に設計者に相談し、十分な調査を行い、計画を練る必要があります。十分に調査検討をすれば、増築も縮小も二軒合わせることも可能です。再生後の仕上げは漆喰に限りません。和紙張りや板張りや壁紙は、とても調和する素材です。想像力を生かして、再生前の民家をどんな風に甦らせることができるのか考えるのは、楽しいことです。

 

民家は暗い、寒いというイメージがありますが快適にする工夫はありますか?

民家は奥が深いため開口部を大きく開けても、室内まで十分に自然光が届かないことがあります。室内を明るくするためにはトップライトが一番有効です。また大きな吹抜けを設けて、天井の上部から自然光を取り入れる方法もあります。寒さを防ぐには、開口部をペアガラスにしたり、床暖房などの設備的な工夫で快適になり、また、家全体を開放的にすれば、薪ストーブ一台で家全体が暖まります。。

 

古民家を探すには、一般的に
どのような方法があるのでしょうか?

民家を移築再生して住む方法は二つあり、知人から民家を譲り受けるか、民家を購入するかのどちらかです。松田工務店の場合、地方の大工さんや、古民家の研究者など、広いネットワークで、空き家になった民家や壊されそうな民家の情報が入ってきます。また直接民家の住人から引き取り手がいないかどうかの相談が入ってきます。そのなかには、解体費を負担するだけで売り買い費用が無料になるという例も多くありました。その他、田舎に暮らすマニュアル本で情報を得るか、ネットワークの団体に問い合わせてみるか、古民家の売り買いを専門とする人から紹介してもらう方法などがあります。古民家は減少の一途をたどっていますが、まだまだ現存していることも確かです。古民家との出会いは人との出会いと同じで、そのきっかけが大切です。

 

百年以上経った民家でも、
材料の耐久性はまだあるのですか?

木材は、木の性質を誤って使用すると耐久性は落ちます。伐採する時期、木の乾燥がとても大切なのです。現代の多くの木造住宅が、耐久性が二十五年から三十年といわれているのもそのためです。古民家が二百年から三百年以上耐久性があるのは、当時の大工がそのことを熟知して建築していたからです。「木を知り、木が上手に組まれた」古民家は、新築の木造住宅と比較できないほど耐久性があることは事実です。

| 民家再生TOP |